All on 4 をサージカルガイドで行うメリット
大阪メトロ四つ橋線本町駅直結のフリージア歯科クリニックの院長の浦です。当院ではほぼすべての症例のインプラント手術でサージカルガイドを使用しています。サージカルガイドも事前に医院でシミュレーションし、ガイドを作製しているために、ガイド手術でありながら、ガイド手術の注意点を事前に把握しながら手術を行っています。インプラント学会での報告でもあがっていましたが、ガイド手術は安全にインプラントを埋入するうえでは必須になりつつありますが、ガイドを過信しているとあらぬ方向に埋入されてしまうこともあります。ガイド手術のドリル先端のずれは最大２ｍｍ程度あるとも言われています。神経や上顎洞に近いシビアば症例ではガイド通りに埋入することの難しさが術者の経験にかなり左右されます。事前に骨の固い部分等を把握していなければ、ドリルが流されてやわらかい骨の方向に進んでいきます。術者は何も考えずにドリリングを行っていたらサージカルガイドの意味は全くありません。
All on 4の手術の途中の写真ですが、事前にガイドとともに作製されている仮歯の無加工の穴に青い仮詰めをしたテンポラリーシリンダー（インプラントの土台とねじ止めをする部品）がほぼ真ん中に位置しています。これは、事前に計画した位置に正確にインプラントが入っていることを示しています。All on 4の場合手術後すぐに固定式の仮歯を入れるので、正確な位置だけでなく、インプラントと骨との埋入トルク値も非常に重要になってきます。インプラントの埋入トルク値が低いと固定式の仮歯が固定できません。All on 4 の場合、術者の技術にものすごく左右されます。実際、手術時、骨の固さをドリルから伝わってくる感触でどの直径のどの深さまでを削るかということを考えながら行っています。同じ、治療計画、同じ仮歯、同じドリルプロトコールであっても、同じ結果が得られるものではありません。インプラント手術、特にAll on 4を考えられている方は経験豊富なフリージア歯科クリニックに是非ご相談ください。
