保険のCAD/CAM冠とセレックのセラミック治療、何が違うの?
大阪市中央区に隣接する本町駅直結のオリックス本町ビルにあるフリージア歯科クリニック オリックス本町ビル院の院長の浦です。
歯の被せ物の治療を検討していると、
「保険のCAD/CAM冠とセレックのセラミックって何が違うの?」
と疑問に思われる方が多くいらっしゃいます。
どちらも「白い歯」ですが、素材・見た目・耐久性・治療の考え方が大きく異なります。
このブログでは、それぞれの特徴を患者さん目線でわかりやすく解説します。
① 保険のCAD/CAM冠とは?
CAD/CAM冠とは、保険適用で作る白い被せ物の一種です。
コンピューター(CAD/CAM)で設計・加工されたブロック素材を使って作られます。
● 素材の特徴
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プラスチック(レジン)を主体
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セラミック成分を少し混ぜた「ハイブリッド素材」
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柔らかめで、噛み合う歯に優しい
● メリット
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保険適用で費用が安い
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白い歯なので銀歯より見た目が良い
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金属アレルギーの心配がない
● デメリット
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変色しやすい(コーヒー・お茶・喫煙など)
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すり減りやすい・欠けやすい
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透明感がなく、自然さはやや劣る
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使用できる部位に制限がある
👉 「最低限白くしたい」「費用を抑えたい」方に向いています
② セレックのセラミック治療とは?
セレック治療は、自費診療のセラミック治療です。
歯科用の高品質なセラミックブロックを使用し、院内で設計・削り出しを行います。
● 素材の特徴
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100%セラミック(陶材)
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ガラスに近い性質で、非常に美しい
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変色しない
● メリット
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天然の歯に近い透明感と色調
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長期間使っても変色しない
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プラーク(汚れ)が付きにくく清潔
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精度が高く、歯との隙間が少ない
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金属不使用で身体にやさしい
● デメリット
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保険適用外(自費診療)
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強い歯ぎしりがある方は設計に工夫が必要
👉 「見た目も長持ちも大切にしたい」方に向いています
③ 見た目の違いはどれくらい?
患者さんが一番気にされるのが「見た目」です。
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CAD/CAM冠
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白いが、ややマット
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のっぺりした印象になりやすい
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セラミック
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透明感・ツヤ・立体感がある
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隣の歯と見分けがつかないほど自然
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特に前歯や笑った時に見える歯では、この差ははっきり分かります。
④ 耐久性・長持ちの違い
| 項目 | CAD/CAM冠 | セラミック |
|---|---|---|
| 変色 | 起こりやすい | ほぼなし |
| すり減り | しやすい | しにくい |
| 破損 | 欠けることがある | 強度が高い |
| 清掃性 | 普通 | とても良い |
長期的に見ると、セラミックの方が再治療のリスクは低いと言えます。
⑤ 費用だけで選んで大丈夫?
確かに、初期費用だけを見るとCAD/CAM冠は魅力的です。
しかし、
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変色してやり替え
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欠けて再治療
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隙間から虫歯が再発
というケースも少なくありません。
一方、セラミックは
「最初は高くても、長く使える」
という考え方の治療です。
⑥ どちらが向いているかまとめ
CAD/CAM冠がおすすめな方
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費用を抑えたい
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奥歯で見た目をあまり気にしない
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一時的な修復として考えている
セラミックがおすすめな方
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見た目を自然にしたい
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できるだけ長く使いたい
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虫歯の再発リスクを減らしたい
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自分の歯を大切にしたい
⑦ 大切なのは「あなたに合った選択」
どちらが「正解」というわけではありません。
お口の状態・噛み合わせ・ライフスタイル・価値観によって最適な選択は変わります。
当院では、
「なぜこの治療が向いているのか」
「将来どんなリスクがあるのか」
を丁寧にご説明した上で、一緒に治療方法を選んでいきます。
白い歯の治療で迷われている方は、どうぞお気軽にご相談ください。
フリージア歯科クリニック オリックス本町ビル院
日本口腔インプラント学会 専修医
日本口腔外科学会
日本歯内療法学会
日本睡眠歯科学会
日本歯科審美学会
日本臨床CADCAM学会
文責 院長 歯科医師 浦 栄吾