下顎第一大臼歯(いわゆる6番、6歳臼歯)は、噛む力の中心となる非常に重要な歯です。歯周病の進行、歯の根の病気(根尖性歯周炎)、歯根破折などにより「残せない」「抜歯が必要」と診断され、大きなショックを受けて来院される方は少なくありません。
大阪市中央区からもアクセスしやすいフリージア歯科クリニックでは、下顎第一大臼歯を失った場合の第一選択としてインプラント治療を強くおすすめしています。その理由と、ブリッジ・入れ歯との違い、長期的なトータルコスト、他の歯を守るという観点、さらに「保証なしインプラント」という考え方まで含めて、分かりやすく解説します。
なぜ下顎第一大臼歯はそれほど重要なのか
下顎第一大臼歯は、噛む力の約30〜40%を担うと言われる歯です。この歯を失うと、
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噛み合わせのバランスが崩れる
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隣の歯が倒れ込む・対合歯が伸びてくる
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咀嚼効率が大きく低下する
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顎関節や他の歯に過剰な負担がかかる
といった問題が連鎖的に起こります。そのため「抜いた後に何もしない」という選択は、将来的に口腔全体のトラブルを招く可能性が非常に高いのです。
抜歯後の主な治療選択肢
下顎第一大臼歯を抜歯した後の治療には、主に以下の3つがあります。
① ブリッジ
両隣の歯を大きく削り、橋渡しの被せ物をする方法です。
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健康な歯を削る必要がある
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支えとなる歯に大きな負担がかかる
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将来的に支台歯も失うリスクが高い
② 部分入れ歯
金属のバネなどで周囲の歯に固定します。
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違和感が強い
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噛む力が弱い
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バネがかかる歯の寿命を縮めやすい
③ インプラント
顎の骨に人工歯根を埋め込み、独立した歯として機能させます。
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他の歯を削らない
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噛む力が天然歯に近い
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長期的に安定しやすい
これらを比較すると、他の歯を守り、噛む機能を回復するという点で、インプラントが最も理にかなった治療であることが分かります。
インプラントを第一選択にしてほしい理由
他の歯を一切犠牲にしない
インプラントは単独で機能するため、健康な隣在歯を削る必要がありません。これは将来的な「歯の喪失連鎖」を防ぐ上で非常に大きなメリットです。
噛む力と安定性が圧倒的に高い
下顎第一大臼歯は強い力がかかる歯です。インプラントは顎の骨と直接結合するため、ブリッジや入れ歯と比べて、噛む力・安定性ともに優れています。
骨が痩せるのを防げる
歯を失うと、その部分の骨は徐々に吸収されていきます。インプラントは骨に刺激を与えるため、骨吸収を抑える効果も期待できます。
実は安くなる?インプラントのトータルコスト
「インプラントは高い」というイメージをお持ちの方は多いですが、長期的なトータルコストで考えると、必ずしも高額ではありません。
ブリッジの場合、支台歯がダメになれば再治療が必要となり、そのたびに治療範囲と費用が拡大します。入れ歯も、作り替えや調整を繰り返すことが多くなります。
一方、インプラントは
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再治療の頻度が少ない
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他の歯の治療費を抑えられる
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噛み合わせ全体の崩壊を防げる
という特徴があり、10年・20年単位で見れば、結果的に経済的負担が小さくなるケースが非常に多いのです。
「保証なしインプラント」という考え方
近年、インプラント治療には長期保証が付くことが一般的になっています。しかしその保証費用は、実は治療費に上乗せされています。
フリージア歯科クリニックでは、
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適切な診断
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高度な外科的技術
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術後のメインテナンス
を徹底することで、保証に頼らない高い成功率のインプラント治療を提供しています。
保証を外すことで初期費用を抑えられ、その分、患者さまにとってコストパフォーマンスの高い治療が可能になります。適切なセルフケアと定期管理を行えば、インプラントは非常に長く使える治療法です。
大阪市でインプラント治療をお考えの方へ
大阪市中央区からもアクセスしやすく、地下鉄本町駅直結のフリージア歯科クリニックへ下顎第一大臼歯の抜歯後治療にお悩みの方はご相談ください。
口腔外科的な視点からの正確な診断と、将来を見据えた治療計画をご提案し、今だけでなく、10年後・20年後も歯を守る治療を大切にしています。
下顎第一大臼歯を失ったからこそ、より良い口腔環境を手に入れるチャンスでもあります。インプラントという選択肢を、ぜひ前向きに検討してみてください。
フリージア歯科クリニック オリックス本町ビル院
日本口腔インプラント学会 専修医
日本口腔外科学会
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文責 院長 歯科医師 浦 栄吾